特に理由は無いが反抗 | 二枚舌の狼が800匹

特に理由は無いが反抗

色々な事があり、もう何もかも嫌になったので
豊川稲荷神社の御神木で作られた木刀を持ち、
放置しすぎてキャブレターが詰まりかけた原付に乗って
深夜の国道一号線へ走り出そうと思いましたが、
なんとか思いとどまりました。

ちなみに僕は美名殺死(みなごろし)連合の
初代会長兼、
初代副会長兼、
初代特攻隊長兼、
初代国家権力に追われた際のケツ持ち係兼の重鎮であり、
ただ一人の構成員です。
毎週土曜日には妄想のパレードを繰り広げています。

そのような経験を経て、
人が不良になるシステムの一端を理解しました。
要するに純粋すぎるのではないかと思います。
少しヒビが入ってしまうと、もうその少しのヒビが許せず、
粉々にしてしまおうと考えるからではないかと思います。
すなわち純粋すぎる頭の悪い考え方を
持っているからではないかと思います。
それはひょっとして僕のことではないかと思います。
僕が不良になっていなかったのは
父と母のおかげではないかと思います。
そんな父と母を持ちながら
22にもなってこんなありさまの僕は
一体なんだろうと思います。

そんな事を考えていたら、もう何もかも嫌になったので
5年は乗っている原付を竹ヤリマフラーと
天にそびえるようなカウル装着仕様に改造して、
腐りかけたエンジンにガソリンと大人たちへの恨みを流し込み
何もわからない明日へ走り出そうと思いましたが
なんとか思いとどまりました。

ちなみに僕は今宵喪大暴走(こよいもだいぼうそう)連合の
初代会長兼(以下略)
毎週土曜日には社会のはしっこで暗い目をしながら本を読んでいます。